2010年6月12日土曜日

自由と恐怖

インプロ本「自由になるのは大変なのだ」 より

リーダーシップ研修で紹介した
「いいストーリーを妨げる17の症状」は、
そのまま、「ありのままの自分でいられない」症状そのもの。

自由の反対が恐怖であることが良くわかる。
恐怖に身を任せることのほうが、自由よりもずっと楽なんだろう。

1.今の自分が変わってしまうのが怖くて、可能性のあることや相手のアイデアを否定する(Blocking)
2.問題や悪いことが起きたときにショックを受けないように、最初から消極的・否定的でいる(Being negative)
3.何でも曖昧なまま、はっきり具体的な意見を表現しない(Wimping)
4.やり始めたこと、やろうと決めたことをすぐ撤回する(Cancelling)
5.ひとり、違う立場になるのが怖くて、他の人の状況をまねして仲間に入る(Joining)
6.相手との衝突や葛藤を避けるため、相手と同じことを次から次へと一緒にしつづける(Agreed Activities)
7.目の前にある大事なものには目もくれず、はじめから想定した目標にたどり着こうとする(Bridging)
8.何をどうしていいかわからず、何かが起きるのを待ちながら、同じところにずっととどまる(Hedging)
9.成功や幸せや大事なことに直面することが怖くて、自分から遠回り遠回りしていく(Sidetracking)
10.他者とは違うふうになろうと、奇抜なアイデアや行動にこだわる(Being Original)
11.ただ考えたり話してばかりいるだけで、何も起こさないし、何も行動しない(Gossiping)
12.頑張って進んでいるつもりだが、結局、同じような所に巡り戻ってくる(Looping)
13.くだらないことでその場をごまかし、一番大事なことを台無しにする(Gagging)
14.必要以上に物事を膨張しておかしくして、現実味から外れる(Comic Exaggeration)
15.他者や自分に勝たなきゃ気がすまず、常に戦う姿勢になってしまう(Conflict)
16.焦りや不安に心がとらわれているため、すぐに必要のない問題をつくってしまう(Instant Trouble)
17.物事を小さく小さく考えて、なるべくリスクが大きくならないようにする(Lowering the Stakes)